美容室経営

美容室開業の夢を叶えるためにまず最初に考えること

自分の美容室を開業したいと思ったときに、「まずは何をしたらいいのか?」と悩む人もいるのではないでしょうか。私も迷いました。

そこで「どのように動けば良いのか?」「何から始めれば良いのか?」と悩んでいる人のために、オススメの流れややっておいて良かったことなど、私が開業したときの体験をまとめてみました。少しでもお役に立てれば幸いです。

美容室を開業するまでの流れ

美容室を開業する主な流れは、次のようになります。

  1. コンセプトを決める
  2. 具体的に決める
    メニューや料金を決める
    勝負する場所を決める
  3. ホームページを作成する
  4. 保健所に事前相談する
  5. 開業届を税務署へ提出する
  6. オープン日を決める
  7. 保健所に申請する
  8. オープン♪

美容室のコンセプトを決める

美容室を開業するにあたって、もっとも大切なのは「美容室のコンセプトを決める」ことです。コンセプトは、絶対に最初に決めましょう。

コンセプトとは「基調」や「基本」の思想のことです。美容室の方向性を標すためにもとても重要で、土台になるものです。

例えば、当店の『髪質改善美容室リッパーピッピ』の場合は、「艶を求めたい人の美容室」がコンセプトになっています。さらに付け加えると、高いデザイン性を要求されるカットメニューは、比率としてはそれほど高い位置に設定していません。

従来の美容室では、来店する7割以上のお客様がヘアカットを希望するので、メインメニューとして集客しているところも多いのではないでしょうか。

しかし、スタッフ皆が全てのお客様に満足のいくカットを提供することは大変難しいことなのに、そのカットを希望するお客様の来店比率が高いことに非常に不安を感じていました。ヘアカットは美容師によって個々のセンスや受け取り方に大きな違いがあるので、スタッフ全員のカット技術を統一することは困難です。

そこで私は、競争率の高い「カットが得意な美容室」へ参入することを避け、「艶に特化した美容室」をコンセプトとして、カットを希望するお客様の割合を下げた設定で展開しようと考えました。

ちなみに、当店のメニューは8種類あり、人気メニューBEST3は次のようになっています。

  1. 髪質改善ストレートエステ
  2. 艶髪エステ
  3. カラーエステ

リッパーピッピは髪質改善に特化してることを前面に押しているお店なので、髪質改善ヘアエステのメニューを選ぶお客様の割合が8割を占めています。

私の場合は、カットに頼らない艶を追求したコンセプトで、特定のお客様のニーズを得ることに成功しました。

コンセプトの決め方

どのようなことを美容室のコンセプトにするかは、次のことをヒントに考えてみるといいのではないでしょうか。

  • 前面にアピールできることは何か?
  • 何に重きを置くか?
  • 他店と差別化できることは何なのか?

ふんわりとした方向性が決まると、自然と実務的なことがわかってきます。

実務的なことを決めよう

大まかなコンセプトが決まったら、次はお客様のターゲット層を絞りましょう。美容室のコンセプトによっては、必然的にお客様の年齢層が決まってくることもあります。

白髪染めや頭皮ケアが得意なお店の場合は年齢層が高くなるでしょうし、芸術的なモード系の場合は若い人がターゲット層になるでしょう。

注意しなければいけないのは、「老若男女皆様に愛される美容室!」とすることです。このように万人をターゲット層にすることは、オススメできません。全ての人に範囲を広げることは、一見万能のように感じますが、楽観的すぎて実現するのは困難です。

老若男女の中には、拘束時間が短いことを希望する忙しいキッズも居ますし、髪の悩みを解決して丁寧に向き合って欲しいシニアの人も含まれます。両人が満足するサービスメニューと価格設定を実現するのは、不可能に近いことです。

できるだけ明確なコンセプトをイメージしましょう。「アットホームな美容室!」もまた同様に明確なコンセプトとは言えないので注意が必要です。

具体的なことを決める

方向性やイメージが膨らんできたら、実際に具体的なことを決めていきましょう。

メニューを決めよう

自分が開店する美容室は、何をウリにするのかをまずは明確にしましょう。

【例】カット・カラー・パーマ・トリートメント・・・など

ここで言う「ウリ」とは、他店様と大きな違いがあるということです。胸を張って自慢できるぐらいの差が必要です。

個人店の美容室はウリを1個に絞って、そのメインとなるメニュー料金と時間を設定すると中心の価格帯が決まります。中心の価格帯を軸に、その前後となるメニューに選択肢を広げます。

勝負する場所を決めよう

自分が開店する美容室は、どこに出店するかを考えましょう。

具体的に「何県の何市」まで明確にできると良いのですが、空き店舗の関係もあるので、まずは希望の市区町村を定めて、周辺の貸店舗やテナントを調べることをオススメします。

ちなみに私の場合ですが、根拠は無く「地元の飯能市!」の一点張りで探していました。決め手となる根拠はありませんが、「飯能市に髪質改善美容室が無い」ことが大きかったです。

また地元なので、人の流れや昼夜間の商圏分布などを大雑把にですが知っていたことから、勝負できそうだと判断しました。

今思えば、街の人口から考えても良かったのではないかと反省することがあります。大手様の出店調査では、人口は絶対に外せない材料のひとつです。人口規模と競合店などを調査し、サービス内容の需要と供給が適した市区町村を予測して出店することをオススメします。

お店は見栄えより立地を重視する

私の知り合いで接客業で企業しているオーナーがいるのですが、その人から店舗を構える立地について次の2つの選択肢があるとアドバイスを頂きました。

  1. 人通りの多い場所
  2. 交通量の多い道路沿いの1階

これを守れば必ず繁盛する!・・・という訳ではありませんが、場所を探す際にはこのどちらかを意識すると来客数に繋がるのでオススメです。

まずは、お客様に店を知って頂くことを一番に考えます。その次に、興味を惹くサービス内容やお店の雰囲気づくりに取り掛かりましょう。

開業する人の中には、逆のパターンで考える人がいます。例えば、店構えはすごくオシャレでカッコいいけど、人や車の通りが少なく見える場所にない店舗です。

そのようなお店のオーナーは、「見える場所になくてもネットで見つけてくれる」という考え方でいます。Webで情報を発信すると、多くの人が認識してくれる可能性が高まることは確かなので、ネット集客+よく見かける集客にした方がさらに集客力が増します。

確率の問題なので結果論でもありますが、様々な方向から集客力を高めることをオススメします。

金額設定を決めよう

金額設定を決める時は、周りの美容室の金額をベースに考える人もいるかもしれませんが、それは無視しましょう。

私が展開しているお店は、周辺の店舗よりも高い価格設定になっています。そのため「飯能市で強気の料金だね」とか「飯能市にしては高いね」などと言われた事があります。

しかし、数人の人から言われた「飯能市の料金」とは一体いくらなのでしょうか。

屁理屈かもしれませんが、カラーカット+釣り船ツアーペアセットが16,200円だったとしたらどう思いますか。好きな人にとっては安いでしょうが、興味がない人にとっては高い、もしくはいらないと思ってしまいますよね。

モノやサービスに感じる価値観は、人それぞれです。もしもライザップに飯能店ができたとしたら、新宿店との料金設定に違いはないのではないでしょうか。

金額設定は、モノやサービスの対価として支払ってもいいと思われる金額である必要があります。料金は強気弱気といった視点ではなく、対価として妥当な設定を考えましょう。

ホームぺージを作成する

美容室を開店するのであれば、ホームぺージの作成は必ず要るものです。このホームぺージ作成はいつでもできます。いつでもできると言うことは、独立する前や退職する前でも作れることを指しています。開業を考えているのなら、すぐに取り掛かりましょう。

ホームぺージ作成は無料のものから費用を掛けて外注するものまで様々なパターンがありますが、主に次の費用項目があります。

  • ホームぺージ本体費用
  • ドメイン費用
  • サーバー費用
  • インターネット代
  • 電気代

私がホームページに毎月費やしている金額は、ネット通信費と電気代を抜くと約1,500円です。ホームぺージ本体の費用は、最初に有料ダウンロードで掛かった3万円ぐらいです。

今は無料テンプレートが多数あるので、出費を最小限に抑えたい人は無料テンプレートでも良いかもしれませんが、個人的には、慣れていない人は多少の投資は惜しまずに有料のものを使用することをオススメします。

美容室の経営についてお困りの経営者様や当店の経営方針に興味がある方は、私の得意な分野でサポートやアドバイスを提供いたします。詳しく知りたい方はこちらの「美容室経営にお困りのオーナー様!」をご覧ください。

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